| ■メンテナンスフリーの経済性 |
(1)天然資源の消費とエネルギー消費 地質学上、亜鉛鉱石は世界中どこでも大量に産出します。今日、亜鉛の採掘は34億トンに達すると推定され、過去の生産実績に基づくと今後700年間保持できます。 さらにチタン亜鉛合金を生産する際のエネルギー消費はトン当たり3610kw/hしか必要としません。この数値は他の金属と比べて極めて低いもので、天然資源を保護するという観点からすると、エネルギーの消費量も大切な資源のひとつです。
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(2)磨耗率と耐用年数 磨耗率は空気と雨の成分、降雨強度、屋根勾配、方位などにより、大きく左右されますが、ドイツ・ルール地方の工業地帯で14年間にわたり測定した結果、年間平均4μを消耗しています。これは厚み0.5mm(500μ)のチタン亜鉛合金を屋根に採用するとして、半減するまで62.5年かかります。この耐用年数は平均25μの亜鉛メッキ層をもつ亜鉛メッキ銅板と比較するべきではありません。 |
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(3)酸を除去(中性化)します。 チタン亜鉛合金の屋根を伝う雨水のpH値が5.6から、ほぼ中性の6.7にシフトすることが調査の結果、報告されています。 | |
(5)高サイクル素材 チタンの亜鉛合金はメッキ板や複合材ではなく、単体の素材ですので100%リサイクル可能です。亜鉛全体で考えると多くの亜鉛製品は寿命が非常に長いためリサイクル率を正確に判断できませんが、最近の情報では94%に至っています。さらにリサイクルするために必要なエネルギーは5%の低エネルギー消費で再生されています。亜鉛は物性や化学的特性を損なうことなく無限にリサイクル可能です。 |
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(4)温室効果をもたらしません。 一般塗装金属の屋根は経年で再塗装する必要がありますが、溶剤型塗料に含まれているトルエンやキシレンは乾燥時に大気中に揮散します。これらの溶剤は赤外線を吸収・拡散し、かなりの温室効果をもたらします。さらに光化学反応で温室効果ガスに変化すると考えられます。チタン亜鉛合金は再塗装する必要がなく、維持管理の手間もコストも不要で、経済的に最も優れた省エネ素材のひとつです。 |